ライアー(Leier)とは竪琴全般を意味するドイツ語です。英語では "lyre” になります。
竪琴という楽器自体は古代より伝わるものですが、このライアーは、20世紀に入ってから、ドイツのシュタイナー教育のなかで考案されたものです。
共鳴する胴体をもち、弦はピアノと同じように半音階で張ってあります。その弦を指でひとつひとつの音をなでるように弾くことによって、ふりそそぐようなやさしい音を奏でていきます。
日本では、映画「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマ「いつも何度でも」において、木村弓さんがこのライアーで弾き語りをされており、広く知られるようになりました。